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【知っとこう】魚に含まれる水銀について
こんにちは!
名古屋・西区浄心駅すぐ近く!
姿勢・機能改善パーソナルジム
Kinesis代表の宮奥 丞(名古屋の姿勢改善士)です。
今回のテーマは
魚に含まれる水銀について
です。
妊婦さんは、よく産婦人科行って
「魚あまり食べ過ぎないで下さいね~」
なんて言われたりしますから、
よくご存じかと思います。
(知らない方いらっしゃればこのブログで知って下さい笑)
魚はとても健康的かつおいしい食材なのですが、
この「水銀」の問題をはらんでいます。
今回は、あまりこの問題について知らない方のために、
魚に含まれる「水銀」のお話をしたいと思います。
・そもそも水銀とは?
水銀は、常温で凝固しない唯一の金属元素です。
この水銀には非常に強い毒性がありまして、
体内に入ると脳や神経由来組織へ蓄積しやすくなります。
というのも、水銀は脂溶性ですので、
脳や神経といったアブラでできた組織に
蓄積しやすいことが分かっているからです。
しかも脂溶性の毒というのは、
デトックス(体外排出)が極めて難しいため、
体内へ留まり、長期間で悪影響を及ぼしやすいとされています。
で、この水銀が及ぼす悪影響というのが、
・中枢神経系障害
・内臓機能障害(特に腎機能)
・小児への発育発達障害
・生殖機能障害
これらの悪影響が認められています。
記憶に新しい「水俣病」も、
この水銀(=メチル水銀)によって引き起こされた公害となります。
特に問題視されているのが、
水銀の中でも、メチル水銀です。
これは数ある水銀の中でも「有機水銀」という種類でして、
特に人体への毒性が強いものとなります。
で、この「有機水銀」が多く含まれており、
かつ日本人が曝露している原因の大元が
「魚」になるわけです。
・なぜ魚から水銀が摂取されてしまうのか?
魚がなぜ水銀を含むのか?というと、
「生物濃縮」が答えのカギとなります。
生物濃縮とは
ある種の化学物質が、
食物連鎖の中で生物の体内へ濃縮&蓄積していく現象のことです。
これはつまり、
食物連鎖で頂点に近づく魚ほど、
その肉中に含まれる水銀量が多いと言うことになります。
上の図を見ていただければ分かると思いますが、
食物連鎖の頂点に近い大型魚ほど、
餌となる小魚や中型魚を食べて、
体内に水銀を含む有害金属を多量に蓄積する傾向にあります。
で、大元の水銀の発生源なのですが、
これは海水中にもともと含まれていたり、
火山活動の活発な地域では、
地中に含まれる水銀が噴火によって地上へ出て、
大気中へと噴出されたりという自然現象での存在もあります。
ただし、これらは自然現象なので、
とやかく言ってもしかたがありません(笑)
問題なのは、産業革命以降の環境汚染でしょう。
工場排水や大気汚染による自然環境汚染で、
ここ100年で海中の水銀濃度が倍近く上昇しました。
その結果、その水銀まみれになってしまった
海中を漂うプランクトンを捕食する小魚を、
さらに大きな中型魚が捕食し、
またさらに大きな大型魚が捕食するといった形で、
どんどん上位捕食者の体内へ水銀が蓄積されるのです。
・ではどのように魚を食べるのが理想か?
上記の説明などからもお分かりのように、
ズバリ、
「大きい魚は極力食べ過ぎないようにすること」
です。
マグロやカジキなど、
スーパーでも多く並んでいるので、
大変人気のある魚だとは思いますが、
やはりこれら大型魚を継続して多く摂取することは、
妊婦さんでなくとも水銀の影響が大きいのです。
ですので、極力避けていただきたいところです。
もちろん、「食べるな」というわけではなく、
毎週とか毎日とか、
習慣的に食べてるのは危険なので、
たまにくらいでいいんじゃないか?
ということでございます。
逆に、
中型~小型魚については、
人体に影響が出るレベルでの水銀蓄積はあまりされていませんので、
避けなくとも問題ないと言われています。
※詳しくは厚生労働省の報告資料をご参照下さい。
むしろサバやアジ、イワシなどの大衆魚は、
古くから日本人が食してきた魚ですので、
そもそも害が少なく、EPAやDHAなどの健康への恩恵が多い魚です。
積極的に食べていきたいところです。
いかがでしたか?
魚は無条件に健康にいい食材だと思っていませんでしたか?
実は、大型魚に関しては、
そうとは言えないよね(..;)
、ということでございましたm(__)m
とはいってもですね、
実は日本人は、
この水銀に対する耐性が
世界一強い民族とも言われていますので、
実はこの魚からもたらされる水銀の健康被害というのは
より外国の(特に非アジア圏)の人にとって重大である
とも言えるのですね。
ここらへんも知っておくと、
栄養素や毒物だけでなく、
民族学的な視点からも「健康」を考えることが出来ますね!
「健康は、食から見つめよう!」
もし1人で食事を見直すのが不安という方、
ぜひKinesisで正しいトレーニングをしながら、
「正しい食習慣」を身につけていきませんか?
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