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【検証】ボディワークとデスクワークはどっちが健康?
こんにちは!
名古屋・西区浄心駅&昭和区御器所駅すぐ近く!
姿勢・機能改善パーソナルジム
Kinesis代表の宮奥 丞(名古屋の姿勢改善士)です。
今回は、
ボディワーカーとデスクワーカーはどっちが健康なのか?
ということでお話していきます。
現代においては、デスクワーカー(ホワイトカラー)が多くなってきているとは思いますが、
当然ながら、「モノ」を作り、消費するという生活サイクルがまだまだ必要ですから、
ボディワーカー(ブルーカラー)の方も多くいらっしゃいます。
特に、現代社会では、
このデスクワーカーとボディワーカーの2極化(収入面、待遇面など)
が顕著になってきているように思えます。
※これは職業差別的な発想で言っているのではなく、客観的事実に基づくものです。
さて、そんな現代において、どちらの方が「身体的健康度」が高いのでしょうか?
ちなみにここでは、作業中の事故によるケガや死亡などの偶発的事案については除外します。
それでは、2つのデータをもとに、検証してみたいと思いますm(__)m
まずは、1953年のデータから考察してみましょう。
モーリス博士による「ロンドンバス・スタディー」と呼ばれる著名なコホート研究があります。
この研究では、ロンドンバスの運転手と車掌の各心臓病の発症率、死亡率などを比較調査しました。
ロンドンバスは、ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、
多くが2階建てのバスになっていて、運転手は運転席でずっと座りっぱなしな一方で、
車掌は、1階~2階を検札作業などで往復することで自然に体を動かしています。
つまりここでいう、ボディワーカーが車掌で、
デスクワーカーが運転手となります。(PC作業と運転で互換性が低いのはご愛嬌w)
この調査の結果、
運転手の方が、車掌より心臓病の罹患リスクが高いという結果が得られたのです。
LONDON TRANSPORT WORKERS STUDY
つまり、
座りすぎな状態が、動いている状態に比べて心臓病の発生因子を生みやすい。
とすることが明らかになったのですね。
他にも、身体活動レベルと、ストレス耐性との関連について調べた研究があります。
2023年、スイスのバーゼル大学の研究では、
10~13歳の子供110人を対象として、服に運動量を計れるセンサーを付けて1週間過ごしてもらい、
その後、実験室でストレスを与えて、ストレス反応を測定しました。
ちなみにここでのストレスマーカー(指標)は、
ストレスホルモンとして代表的な「コルチゾール」の唾液中の数値です。
(コルチゾールの詳細はこの動画を参照してください!↓)
その結果、
身体活動が多い子ほど、ストレスが与えられた際の唾液中のコルチゾール濃度が低かった。
と、いうことが分かりました。
これはつまり、ストレスの根源となる因子=ストレッサーが降りかかった際に、
身体のストレス耐性が高い=ストレスに動じずらくなる、ということが言えるわけです。
このように、
統合すると、デスクワーカーの方が、ボディワーカーよりも身体活動量の低さや、
ストレス耐性の低さが見受けられるため、
デスクワーカーの方が身体健康度は高くない、という結論が言えるかと思います。
近年だと、2012年にオーストラリアのシドニー大学の研究グループが、
約2年10か月の期間もの追跡調査において、座位時間の違いによる死亡率を調査した結果、
(調査対象は22万人にも及びました)
調査の最初の時点で座っている時間が、1日トータルで11時間以上の人は、
4時間未満の人に比べて、死亡率が1.4倍と高くなるということも分かっていますので、
上記2つの論文データと照らし合わせても、矛盾しない形となっています。
Sitting time and all-cause mortality risk in 222 497 Australian adults
単に動かないだけでなく、ここにPCからの光線刺激や電磁波の影響も蓄積されれば、
循環器系の問題以外の、神経系や眼科系の疾患も増えることでしょう。
デスクワーカーは、ボディワーカーのように、
作業場などでの「危険」と隣り合わせではないかもしれませんが、
静かに身体を蝕んでいくような、「見えない危険」と隣り合わせなのかもしれません。
無論、ボディワークも度を超えると過労死までいきますし、病んでしまう場合もあり、
引用論文も、同じテーマで、今回の論文とは違って相関が出なかったというものもあります。
なので「絶対」とは言えませんが、多くのその他の論文や研究・傾向を見れば、高確率で、
「座りすぎで動かない時間が多いほど、不健康である」と言えるのではないでしょうか?
日本人は、世界でもトップクラスに1日座位時間が長いとする報告もあります。
皆様、PC作業が主流となった今こそ、意図的に動く場面を増やしましょうね(⌒∇⌒)
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