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【諸刃の剣】妊娠初期での高負荷運動は流産リスク増?

こんにちは!

名古屋・西区浄心駅すぐ近く!
姿勢・機能改善パーソナルジム
Kinesis代表の宮奥 丞(名古屋の姿勢改善士)です。

 

 

さて、今回のテーマは

 

 

妊娠初期での高負荷運動は流産リスク増?

 

 

 

です。

ここ数年で、妊婦さんが妊娠中に運動を行うことは、

妊婦さん自身の健康のためや、胎児にとっても好影響であるということが

明らかになってきています。

「妊婦運動と母体循環動態の変動に関する研究」
Maternal Aerobic Exercise and Hemodynamic Change during Pregnency

 

 

ですが、「妊娠中の運動」というのは、

我々人類の歴史を紐解いてみても、

おおよそここ数十年の新たなトレンドであって、

その功罪についてはあまり腑に落ちる着地点がないのも事実です。

そこで、今回ご紹介したい考え方に、

 

激しい妊娠中運動によって、
流産や器械分娩のリスクを高めるかもしれない

 

と言うことなのです。

何事も過ぎれば毒ですから、

妊娠中の運動についても、このような見解があって当然と言えば当然です。

これは、研究でも明らかになっています。

米マサチューセッツ大の研究によると、

これまでに流産経験が1~2回ある女性785人(18~40歳)の
妊娠経過を2007~2011年までの4年間追跡調査した結果、

身体活動量が多い妊婦は、身体活動量が少ない妊婦に比べて、
妊娠早期(着床時期)の流産リスクが約2倍も高まっていることが示されたのです。

Physical activity and incidence of subclinical and clinical pregnancy loss:
a secondary analysis in the Effects of Aspirin in Gestation and Reproduction randomized trial
Russo LM, Whitcomb BW, Freeman JR, et al. Physical activity and incidence of subclinical and clinical pregnancy loss: a secondary analysis in the effects of aspirin in gestation and reproduction randomized trial. Fertil Steril. 2020;113(3):601-608.e1. doi:10.1016/j.fertnstert.2019.10.027

他にも、

横浜市立大学附属市民総合医療センター  髙見美緒氏および、
富山大学医学部 𡈽田暁子助手らの研究グループによると、

妊娠中の身体活動量が「非常に少ない群」と同等に、

身体活動量が「多い群」は、身体活動量が「中程度&少ない群」に比べて

器械分娩になる割合が有意に高かったと報告しています。

Effects of physical activity during pregnancy on preterm delivery and mode of delivery:
The Japan Environment and Children’s Study, birth cohort study
Mio Takami, Akiko Tsuchida, Ayako Takamori, Shigeru Aoki, Mika Ito, Mika Kigawa, Chihiro Kawakami, Fumiki Hirahara, Kei Hamazaki, Hidekuni Inadera, Shuichi Ito, and the Japan Environment & Children’s Study (JECS) Group
PLOS ONE https://doi.org/10.1371/journal.pone.0206160, October 29, 2018

 

つまりこれらの研究結果を統合すると、

激しい身体活動量を妊娠期に課すことは、
早期での流産リスクや、器械分娩リスクを高めるということなのです。

もちろん、個人個人で、この「激しい身体活動量」や

「多い身体活動量」の定義や基準は異なるかと思いますが、

2つめの研究での基準を用いるのであれば、

おおよそ、23.1 Met時/週以上の運動量となると、

「多い」もしくは「激しい」身体活動量=運動量とも言えますし、

細かなエクササイズ内容であっても、

例えばレジスタンストレーニングなどの

筋や関節へ日常生活以上の負担がかかるような運動も、

時間こそ短くても、身体へかかる負荷で言えば「激しい」運動と言えます。

なので、妊娠期の安全な運動強度のレベルが判断しづらいですよね(..;)

そこで、私がここで提唱したいのは、

 

「意図的に筋トレなどをせずとも、
日常生活動作の延長レベルでの身体活動量を確保すれば良い」

 

と、言うことです。

この基準値であれば、

例えば、ジムに行って激しくワークアウトするのではなく、

外に出て軽く汗を流す程度にウォーキングするなど

あくまでも日常生活動作の延長線にあるレベルに
運動強度や運動量を設定すればいいということになります。

これであれば、

どなたでも安全な範囲内で身体活動のレベルを規定できるのではないでしょうか?

間違っても、

ランニングや高負荷でのスクワット、

妊娠中期以降での仰向けでのエクササイズなどは

やってはいけません♪
※これは多くの有識者が語っているところです。

 

 

これらは「日常生活動作の延長線にあるレベル」を超えています。

胎児への振動刺激や、切迫に繋がるような垂直方向への高負荷などは、

徹底して管理し、避けていく必要があるでしょう。

妊婦の皆さんも、ご自身の健康のためにと行っている運動が、

自分自身、ましてや、

お腹の中のお子様にまで悪影響が出てしまっては元も子もありません。

 

「安全が確保されないような強度&量の運動は避ける」

 

これが鉄則かと思いますm(__)m

正しい運動を通じて、真に健康を享受したいという方は、

お気軽に「お問い合わせ」から当ジムまでご連絡下さいm(__)m

 

 

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