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筋膜アプローチは姿勢を変える力を持つのか?

こんにちは!

名古屋・西区浄心駅&昭和区御器所駅すぐ近く!
姿勢・機能改善パーソナルジム
Kinesis代表の宮奥 丞(名古屋の姿勢改善士)です。

 

さて、GWも終って、みなさんテン下げな時期となりましたね笑

なんせ、次の祝日まで2ヶ月近くもあるんですから、

モチベーションもなかなか上がらないことかと思います💦

ですが、そんな時期こそ、日々の小さな喜びを噛みしめて生きていきましょうね(^.^)

さあ、今回のテーマですが、

 

筋膜アプローチは姿勢を変える力を持つのか?

 

についてです。

トレーナー業界でも一昔前にトレンドになりました。

「筋膜」の介入から、痛みや関節可動域を変えることができる!

って感じで、ちょっと意識高いトレーナーの皆さんは、

こぞってアナトミートレインやら筋膜整体施術なんかを勉強しに行ったわけです。
(かく言うわたくしもそうでした。。w)

 


(この書籍をかじるように読んでいたなあ)

 

で、昨今も筋膜に焦点を当てた整体など沢山存在します。

中には、筋膜アプローチだけで、姿勢まで変わる!と喧伝されているところもあります。

では、この筋膜に焦点を当てて身体へ介入する行為(=表題にある筋膜アプローチと呼称)ですが、

果たして「姿勢」を変えるほどの力を持っているのでしょうか??

 

 

★ 果たして筋膜は「姿勢を変える本丸」なのか?

 

その答えは、

「結果として姿勢を変えることはできるけど、本質的にはNO」

です。

というのも、筋膜が姿勢を維持、形成する役割を一部担ってはいるものの、

筋膜の異常を治したからと言って、姿勢そのものを改善させ得る力を持っているパーツではないから、

というのが主な理由です。

みなさんご存知かと思いますが、姿勢というのは外部環境によって変容し、

宿主がその環境下で最も快適に生きられるように設計されるすがたかたちです。

これを設計し、出力する役割は「脳」です。

細かく言えば、中脳ー小脳ー脊髄系と呼ばれる領域です。

 

 

この領域では姿勢制御の他、呼吸運動や平衡などを司ります。

ここが働き、各感覚機能(固有感覚、前庭覚、視覚等)の吸い上げをして、

統合された情報を元にして「今の状態でベストな姿勢はコレ!」と判断したものを、

各運動器(筋・筋膜・関節等)へアウトプットして「姿勢」が完成します。

この流れを理解したときに、「筋膜」が姿勢を形成するのに登場した場面はどこでしょう??

はい。最後の「アウトプット」局面ですね。

つまり、姿勢を作る上での最終局面であり、かつ姿勢情報の「受け手」の立ち位置です。

すごい悪い例えで申し訳ないんですが、、、

特殊詐欺のケースをイメージしてもらえると分かりやすいかなと(笑)

大ボス(脳)がいて、そのボスの指示を仲介役(各感覚機能)が取り持って、

最後に実行役(運動器=筋膜もココ)が犯行。

って感じなので、実行役にはコレといった決定権がないわけです(笑)

つまり、、筋膜は、姿勢を維持・形成するための役割の一端は担うのですが、

姿勢を形作るための決定因子(=本丸)ではないため、筋膜の異常を改善したからと言って、

必ずしもそれが、姿勢改善を直接的に決定づける訳ではないと言えるのです。

 

 

★ 筋膜が姿勢を変えるキッカケになる条件

 

ですが、ここで疑問に思うのが、

「でも、筋膜アプローチで私は姿勢が改善された!」

という実感をお持ちの方が確かにいらっしゃるという事実です。

これをむげに否定することはできません。

というのも、姿勢を改善する「キッカケ」の1つに、筋膜アプローチが該当した結果、

その方達のように「筋膜で姿勢改善ができた!」という状況が作られたからです。

筋膜という組織は、全身にくまなく張り巡らされている膜組織です。

筋膜自体が、自発的に緊張・弛緩する作用はあまり持ち合わせておらず、その近接する筋(骨格筋)の

緊張状態や収縮状態に応じて、緊張するか、弛緩するかが変わったり、、、

はたまた、外部圧力(一カ所に長時間テンションがかかるような状況)によって緊張したりと、

外部環境によって、その緊張状態が大きく左右される組織です。

※最近の研究では自律神経と密接に関係し、筋膜が自発的収縮を起こすという報告もありますが、
骨格筋等の影響よりは少ないと推測されます。

Fascia Is Able to Actively Contract and May Thereby Influence Musculoskeletal Dynamics: A Histochemical and Mechanographic Investigation

筋膜アプローチとは、こういった筋膜の異常地点(よく癒着・滑走不全などと表現される)を見つけ、

その地点の施術などを行ったりすることで、痛みや関節可動域を改善するわけです。

 

 

で、この筋膜アプローチですが、条件さえ合えば前述のように、姿勢を変えるキッカケになり得ます。

その条件というのが、

「その人の姿勢異常が、該当する筋膜異常と密接に関係していること」

なんです。

例えば、スウェイバック姿勢でお悩みの方がいたとします。

 

 

このスウェイバック姿勢が、なぜ生まれてしまったのか?という原因は、

実は非常に多岐にわたります。

ですが、その多くある原因の1つに、「特定箇所の筋膜の異常」があったとしたら、

そこをアプローチして治すことによって、スウェイバック姿勢を改善できるキッカケ作りをすることができます。

細かく言えば、スウェイバック姿勢において緊張しやすい胸腰筋膜

 

 

ここの緊張を取り除くようなアプローチ(例えばストレッチ、施術など)を行います。

すると、胸腰筋膜の過剰なテンションが一時的に取り除かれ、

その情報が脳へと伝わります。

脳は、この状況を「いつもと違う!なんかおかしい!」と感じ取ります。

その人にとっては、スウェイバックが長年の「通常フォーム」だったからであり、

胸腰筋膜に常にテンションがかかっている状態が「普通」だったからです。

ですが、この「いつもと違う」状態を、脳が、「あれ、こっちの方がラクじゃね?」

と感知してくれれば、スウェイバック姿勢は改善しやすくなるわけです。
(無論、継続が必須なので1回のアプローチのみで変わるということではない)

 

 

以上のように、

繰り返しではありますが、筋膜アプローチによって姿勢を変えるという「結果」は起こせる可能性がありますが、

それは必ずしも「筋膜が姿勢を直接変えた」わけではなく、あくまでキッカケの1つになったに過ぎない。

と、言うことなんですね(⌒∇⌒)

ここが分かれば、筋膜アプローチもより賢く利用できることでしょう!!

あ、うちのジムでも手段として筋膜への介入をする場合がありますが、

なんでもかんでも筋膜で解決しようなんて思ってはおりませんからご安心を(笑)

真に根本的な姿勢改善とは、今回の「筋膜」という観点も含めた、多角的視点によって行う物であり、

単一の原因に依存して進めるものではありません。

みなさんも、枝葉と根幹の違いが分かるようになってくださいね✊

もし、「ホンモノの姿勢改善」がしたいという方は、ぜひ当ジムにお越しください!

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