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【意外】背筋ピン姿勢は圧迫骨折になりやすい?

こんにちは!

名古屋・西区浄心駅&昭和区御器所駅すぐ近く!
姿勢・機能改善パーソナルジム
Kinesisトレーナーの角谷(かどたに)です。

 

 

 

今回は、

 

背筋ピン姿勢は圧迫骨折になりやすい?

 

についてです。

 

圧迫骨折でやってはいけないことは?悪化予防のために気を付けることを徹底解説 | セラピストプラス | 医療介護・リハビリ・療法士のお役立ち情報

 

 

若年層の方はあまり聞きなれないかもしれません。

と、いうのも、

圧迫骨折は、

60代以降に多い、加齢によって起こりやすい骨折だからです。
(骨粗鬆症や骨形成不全の方などに多い)

また、圧迫骨折がいまいちピンと来ない方もいらっしゃると思うので、

簡単に説明させていただきます。

圧迫骨折とは?

弱くなった背骨に、

なにかしらの外力が加わることによって、
(尻もちや勢いよく椅子に座ったなど)

背骨に衝撃が伝わり、

背骨の骨(椎体)がつぶれて扁平になってしまう骨折になります。

 

 

・なぜ、背すじピンだと圧迫骨折しやすいのか?

そして、ここからが本題となるのですが、

どうして、背筋を伸ばした姿勢だと圧迫骨折が起こりやすいのか?

それは、

 

「背骨がまっすぐになりすぎて、負荷を緩衝できなくなるから」

 

なんですね。

本来、背骨はS字カーブを描いており、

この生理的湾曲によって、重力や頭部からの重量負荷、床反力による衝撃が緩衝され、

椎体に対しての負担を軽減しています。

【理論】背骨にS字カーブがある理由

このカーブがあることによって、

重力だけでなく、

もし、転げて、尻もちをついたとしても、

下からのさらなる床反力の衝撃も緩衝しやすく、

骨折を防ぐ可能性が高くなります。

 

 

ところが、

背筋を伸ばして、背骨をまっすぐにしていると、

通常でも重力や頭部重量、床反力によって、背骨に負担がかかっているうえに、
(S字カーブがある場合に比べて、10倍もの抵抗がかかる)

そこからさらに、尻もちをつくとなると、

下からの衝撃と上からかかる重量が、

急激な負荷となって、椎体にかかり、

骨折しやすくなるのも容易に想像できるかと思います。

いやいや、

普段、背筋を伸ばしていても、

尻もちを着くときや勢いよく椅子に座るときは、

動きに合わせて、

骨盤や背骨の配置が変わって上手く緩衝出来るんじゃないの?

という意見もありそうですが、

背筋ピン姿勢を長年維持している方は、

身体が過緊張状態で維持されているため、

骨盤の可動性、背骨の柔軟性が乏しくなっており、

骨盤前傾+背骨をまっすぐにキープされたまま、

尻もちをついたり、椅子に勢いよく座ってしまうといった可能性が考えられます。

また、骨盤前傾+背骨がまっすぐの状態だと、

背骨にダイレクトに衝撃が伝わりやすくなるため、

骨折しやすくなります。

そして、若い方でも難しいのですが、

特にご高齢の方だと、

とっさに過緊張状態を解いて、

骨盤後傾、背骨を丸めて衝撃を緩衝するといった判断はできないと思いますので、
(後ろにゴロンと転がるような、後転するようなイメージ)

あらかじめ最初から過緊張状態を解いた状態で、

生理的湾曲(S字カーブ)を楽に維持できる姿勢で最初から居た方が、

外傷から起こる圧迫骨折の確率は低くなると考えられます。

 

 

 

・対策は?

「とにかく胸を張ったり、背筋を伸ばしたりしないことです。」

さきほど、お伝えした通り、

この姿勢をすると、背骨がまっすぐになってしまうので、

負荷を分散させにくくなります。

ただ、この姿勢で長年過ごし、

姿勢が定着してしまうと、

背面や背骨回りの筋肉も硬くなり、背骨の柔軟性も失われやすくなります。

また、この姿勢だと、

どうしても筋肉に頼らざるを得ないので、

身体が過緊張状態を維持するのが、普通の状態だと認識してしまい、

最初は思うように身体の力が抜けないので、

背骨の状態を戻すのが難しいかと思われます。

そういった場合は、

椅子に座り、足は腰幅、身体の力を極力抜き、背中を丸くしていただき、
(手はクロスしています。膝の上が好ましいですが、無理なく届くところで大丈夫です。)

頭の位置、目線はまっすぐのまま

深呼吸を行ってください。

呼吸を行う際は、鼻から息を吸い、

吸気で背中を膨らませるようなイメージで息を吸いましょう。

吐くときは、口からでも鼻からでも大丈夫です。一気に吐きましょう。

時間は1分ほどで大丈夫です。
(下記画像、参照ください)

 

 

背中を丸くし、極力、力を抜いた状態で深呼吸をすることで、

自律神経系も整い、

筋肉の緊張が取れやすくなります。
(筋肉の緊張が取れると、骨の配置が元に戻りやすくなります。)

また、背中を膨らませるように呼吸を行うことで、

肺によって、背骨(胸椎)が後方に押し込まれ、

胸椎後湾が取り戻され、

生理的湾曲が戻りやすくなります。
(特に胸椎がまっすぐな方が多いので、これが重要です)

そこから、

胸を張ったり、背筋を伸ばしたりせず過ごしていただくと、

過緊張状態から徐々に身体が改善され、

背骨の状態も戻りやすいかと思われます。

ただ、長年、その姿勢で過ごしているため、

改善するまでに時間がかかるかもしれませんが、

まずは、力を抜くことが大事ですので、

試してみてください👍

これだけで圧迫骨折が完全に解消されるわけではありませんが、

普段から背骨にかかっている負担を軽減することもできますし、

衝撃を緩衝してくれる下地をつくることにもつながりますので、

やって損はありません。

また、生理的湾曲を取り戻すということは、

姿勢が良くなることにもつながります。

誰がやっても損はないので、

ぜひ、上述したエクササイズを行ってみてください👍

 

 

以上です。

いかがだったでしょうか?

今回は背筋ピン姿勢は圧迫骨折になりやすい?

というテーマでブログを書かせていただきました。

圧迫骨折の原因は、

骨粗鬆症や骨形成不全などの病気や

栄養不足など、様々な原因がありますが、

物理的な要因として、

今回のような「姿勢」が関連することもありますので、

注意をしていただければなと思います。

腰が丸いのは良くないですけど、背中が丸いのは普通のことなので、

皆様、そこを間違えないように!

 

 

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