【美容、健康効果！】ヒートショックプロテインとは

こんにちは！

 

 

 

今回は、

 

ヒートショックプロテイン

 

についてです。

 

 

皆さん、この言葉聞いたことはあるでしょうか？

おそらく初耳の方も多いはず。

さっそく本題に入っていきましょう！

 

ヒートショックプロテイン（熱ショックプロテイン）とは、

傷んだ細胞を修復するといった特徴を持つ「タンパク質」で、

身体に「熱刺激」（熱ストレス）が加わったとき、
（例えば、お風呂や温熱を当てる）

「体温が上昇」し、

この体温上昇に伴ってタンパク質が誘導されることから、

ヒートショックプロテインと名づけられました。

これは人の身体だけでなく、

「野菜」でも起こります。

野菜を50℃のお湯に2～3分間ほどつけてみて、

取り出してみてください。

すると、しなしなだった野菜が新鮮さを取り戻す現象が起きます。

これは、熱による刺激により細胞が活性化することによって起こり、

このような現象が人の身体でも起こります。

ただ、現在では熱だけでなく、

環境的、社会的、精神的なストレスなどのほかのストレスでも

誘導されることから別名「ストレスホルモン」と呼ばれています。

 

 

では、

ヒートショックプロテインが起こると、

どのようなメリットがあるのか？

それは、

ストレスを受けた身体の細胞を修復し、ストレスから細胞を防御し、活性化する。

という働きがあります。

今の現代社会は様々なストレスがありますよね？

物理的、社会的、環境的、化学的、身体的と様々なストレスを受けながら生活をしていますが、

ヒートショックプロテインはこれらストレスに反応し、

ストレス軽減、ストレスで傷ついた細胞の修復を行ってくれます。

身体はストレスに対し、

自動的(無意識)に

各組織、各器官が自律神経系や内分泌系の調節によって強調して働き、

「内部環境を最適な状態に保つ」ように働いてくれます。

これは人間そのものに備わっているホメオスタシス（恒常性）が働き、

生命維持や保全を目的とし、

人間本来の状態に保とうとする反応によるものであり、

ヒートショックプロテインもストレスから身を守ろうとる

人間の防御反応のひとつなのです。

簡単にまとめると、

ヒートショックプロテインが働くと、

「ストレス防御システムが働きやすくなる」ということですね。

この“適度なストレス”により、

ヒートショックプロテインが誘導され、

細胞修復、活性化が起こり、

免疫力が高くなることで、

自律神経やホルモンの調整、老化の抑制、炎症の抑制、睡眠不足の改善、

疲労感の軽減、風邪、ガン、その他病気の予防

などの効果があり、

様々な美容、健康効果があります。

人の身体には適度な刺激（ストレス）が必要ということですね！

 

でも、嫌なストレスを抱えるようなことはしたくないですよね💦

では、ヒートショックプロテインを”手軽”に「増やす」にはどうしたらよいのか？

最初のほうにも書いてある通り、

「熱ストレス」を与え、

「体温を上げること」です。

お風呂や、温熱療法、運動やサウナなどが

ヒートショックプロテインを活性化させるには有効になります。

ただし、ストレスがかかりすぎないように行いましょう。

お風呂だとのぼせるほど入るのは、

かえって身体に対してストレスになります。

お風呂は「40℃付近で10～20分」ほどで「週2回」ほど入るのがオススメです。
（43℃以上は正常な細胞が死んでしまうので、42℃までにしましょう）

なぜ、週2回なのか？ですが、

毎日入ることにより、

身体が熱に対しての刺激に慣れてしまうことで、

ヒートショックプロテインが作られにくくなってしまうからです。

また、ヒートショックプロテインの持続効果として、

3～4日間持続するといわれています。

このような理由から週2回の入浴がオススメされています。

なので、ヒートショックプロテインを誘導する場合は、

適度な入浴習慣を心がけましょう。

そして、サウナ、運動も適度に行いましょう。

サウナでは、

「高すぎないと感じる温度」で「5～10分」ほど入りましょう。

高すぎる温度や長居しすぎると、身体はストレスを感じます。

我慢して入るのは避けましょう。

また、運動では、

「長時間の運動（マラソンなど）」は避けましょう。

特にマラソンなどは体に対しての酸化ストレスが非常に大きく、

細胞が弱り、免疫力も下がります。

ですので、ストレスがかかりすぎない程度に適度に行いましょう。

 

以上です。

いかがだったでしょうか？

ヒートショックプロテインは様々な美容、健康効果がうたわれています。

ですが、ストレスがかかりすぎるのはNGです。

ストレスにさらされすぎると、

細胞の修復ができず、タンパク質凝集体という毒となって

ほかの細胞に悪影響を及ぼします。

温泉や運動、サウナなどは、

身体にとって適度なストレスとなり、

終わった後に体のすっきり感や気持ちよさを味わえるので、

ヒートショックプロテインを誘導するには最適な方法だと思います✨

ぜひ、試してみてください！

 

【参考文献】
ヒートショックプロテインの魅力とは？

全身入浴またはシャワー浴の入浴習慣がその後のHSP入浴法に及ぼす影響 (jst.go.jp)

身体を温めると増えるヒートショックプロテインがあなたの健康を守る

 

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