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【必見】肥満と早食いの相関関係について
こんにちは!
名古屋・西区浄心駅&昭和区御器所駅すぐ近く!
姿勢・機能改善パーソナルジム
Kinesisトレーナーの角谷(かどたに)です。
今回は、
肥満と早食いの相関関係について
についてです。

私たちは日々の忙しさの中で、つい「早食い」になってしまいがちです。
仕事の合間の食事、スマホを見ながらのランチ、短い昼休み。
しかし、こうした“早く食べる習慣”は、
実は肥満と深く関係していることが多くの研究で明らかになっています。
本ブログでは、
早食いと肥満の関係性を科学的に整理し、
なぜ食べる速さが体重に影響するのかを分かりやすく解説します。
〇「早食いの人は太りやすい」は本当?
結論から言えば、
早食いの人ほど”肥満傾向が強い”ことが多くの研究で確認されています。
厚生労働省がまとめる健康情報サイト「e-ヘルスネット」では、
「食べる速さが速い人はBMI(体格指数)が高い傾向があり、20歳からの体重増加量も多い」
と報告されています。
厚生労働省 e-ヘルスネット|速食いと肥満の関係
また、平成21年の国民健康・栄養調査によると、
肥満(BMI25以上)の男性のうち63.9%が
「速く食べる」と回答したのに対し、
普通体型の男性では47.2%にとどまりました。
この結果からも、早食いの人ほど肥満率が高いことが読み取れます。
つまり、
「食べるスピードの違い」が、
体重や体脂肪率に明確な影響を与えているのです。
〇なぜ早食いだと太りやすくなるのか?
では、なぜ“早食い”は肥満につながるのでしょうか?
その理由はいくつかありますが、特に重要なのは以下の3点です。
① 満腹中枢が働く前に食べすぎてしまう
私たちの脳が「お腹いっぱい」と感じるまでには、
食事を始めてから約15〜20分かかると言われています。
しかし、
早食いの人はその時間を待たずに食事を終えてしまうため、
必要以上の量を摂取してしまうのです。
② 血糖値が急上昇しやすい
早食いでは短時間に多くの炭水化物を摂取することになり、
血糖値が急上昇します。
するとインスリンが大量に分泌され、
余った糖が脂肪として蓄積されやすくなります。
逆に、ゆっくり食べると血糖値の上昇が緩やかになり、
脂肪の蓄積が抑えられるのです。
③ 噛む回数が少なく、食欲を抑えるホルモンが出にくい
噛むことで分泌される「ヒスタミン」は、
脳の満腹中枢を刺激して食欲を抑える働きを持っています。
早食いの人は噛む回数が少ないため、
このヒスタミンの分泌が不十分となり、
満腹感を感じにくくなる傾向があります。
〇研究が示す「早食いと肥満の関係」
2015年に発表された Zhu B.らの3年追跡研究(日本人地域住民約8,941人対象)では、
「食べる速さ」とメタボリックシンドロームの発症リスクについて調査が行われました。
その結果、
速く食べる習慣のある人は、
ゆっくり食べる人に比べてメタボリックシンドロームを発症するリスクが有意に高いことが示されています。
これは、日本人を対象に長期的に観察した大規模研究であり、
食習慣のスピードと健康リスクとの関連を示す信頼性の高いデータです。
Association between eating speed and metabolic syndrome in a three-year population-based cohort study
(出典:PubMed – Zhu B. et al., 2015)
つまり、
単なる偶然ではなく、明確な相関関係が存在することが分かります。
〇早食いを防ぐための工夫
「自分も早食いかもしれない」と思った方は、次のような工夫を試してみてください。
① 一口ごとに箸を置く
一度口に入れたら、飲み込むまで箸を置くようにすると自然とペースが落ちます。
② 一口30回を目安に噛む
最初の数日は数えるのが面倒かもしれませんが、意識的に噛むだけで満腹感が変わります。
③ 硬めの食材を取り入れる
玄米、根菜、きのこ、ナッツ、するめなどは自然と咀嚼回数が増え、早食い防止になります。
④ 飲み物で流し込まない
食べ物を飲み物で押し流すと噛む回数が減ります。水分は食後に取るよう意識してみましょう。
⑤ 「ながら食べ」をやめる
スマホやテレビを見ながら食べると、無意識にスピードが上がります。
“食事に集中する”ことで、食事のリズムをコントロールできるようになります。
〇ゆっくり食べる人は痩せやすい
ゆっくり食べることで得られるメリットは、単なる「カロリー制限」だけではありません。
• 血糖値のコントロールが安定する
• 消化吸収が良くなり、胃腸への負担が減る
• 食後の眠気やだるさを防げる
• 心理的な満足感が高まり、ストレス食いを防止できる
つまり、
“ゆっくり食べること”は、単なるダイエット法ではなく、健康的な生き方そのものなのです。
〇まとめ
• 早食いの人は、ゆっくり食べる人に比べて肥満リスクが明らかに高い
• 満腹中枢の反応の遅れ、血糖値の急上昇、ヒスタミン分泌の減少などが主な原因
• ゆっくり食べるだけで、自然に食べ過ぎを防ぎ、代謝も改善できる
現代人は忙しさから「食べる速さ」を軽視しがちですが、
実はそのスピードこそが、太るか・痩せるかを分ける重要な鍵です。
次の食事から、ほんの少しだけスピードをゆるめてみてください。
きっと、体も心も軽くなるはずです。
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